YSKだより
神奈川県立近代美術館が保存へ
2015.09.25
鎌倉の八幡宮の入り口にある神奈川県立近代美術館鎌倉館が保存されることになりました。
この建物は元々八幡宮の土地に建っており、土地の返還の際には更地にすることになっていたそうです。
保存が決まったことで、解体されてしまうところを何とか生き長らえたことになりますね。
坂倉準三氏の設計で神社内にあるとは思えないほどモダンな建物です。隣接した蓮池から浮いているようにも見えます。
文化遺産としてのモダニズム建築展 DOCOMOMO20選』 (文化遺産としてのモダニズム建築展実行委員会編 (求龍堂、2000年発行)) にも選ばれています。
でも、1951年に開館しているのですよ。もう60年以上前です。
先月で東京のホテルオークラが閉館してしまったことでもわかりますが、古い建物を使い続けることは地震国である日本ではなかなか難しい部分もあります。
しかし、無くなってしまったものは戻りません。横浜の赤レンガ倉庫のように再生して行ければ良いのですが。
と、分かった様なことを言っていますが、今回この記事を書くために手元の写真を探したら、大鳥居も蓮池もあるのに近代美術館の写真がない。
これではマズいなぁ、と我ながら反省する次第でした。